職業能力開発促進法に基づき実施されている技能検定制度の特級・１級又は単一等級の試験に合格した技能士で、２０年以上の実務経験と優れた技能及び活動実績を持ち、後進の育成並びに技能の伝承に熱心な技能士であると認定された方です。

位置づけ
厚生労働大臣がきわめて優れた技能を有する方や技能を通じて働く人々の福祉の増進及び産業の発展に寄与した方などを卓越した技能者（現代の名工）として表彰しておりますが、全技連マイスターはその下位に位置づけております。

1. 「技能祭・フェスティバル等での活動」
2. 「所属技能士会での指導」
3. 「技能検定委員、技能競技大会委員、講師としての活動」
4. 「小・中・高等学校・大学、地域社会等での指導」

　　　・・・　などを行っています。

また、全技連マイスター会を結成し、「後継者に対する技能伝承の懸け橋」、「技能士会と未加入技能士との懸け橋」等となって、国民に技能の素晴らしさ、楽しさを伝え、技能の見える化を実践し、技能の大切さと伝承の重要性を訴え、情熱を持って後進を指導し、技能士を有名にするための色々な取り組みを行っております。

1. （一社）全国技能士会連合会の正会員である各都道府県技能士会・連合会及び単一職種技能士会・連合会等からの推薦が必要
2. 申請書類に基づき、全技連マイスター審査委員会に第１次審査を諮問（第１次合格者決定）
3. 第１次合格者に対し、第２次審査講習会を実施
4. 講習実施結果に基づき、（一社）全国技能士会連合会会長が認定者を決定
   会長が認定した者に対して、全技連マイスター認定証を交付し、登録証を授与します。

認定証

登録証

Q：全技連マイスターになるためには？

A：次の要件を満たしていることが必要です。

1. 特級、１級又は単一等級の技能士であること。
2. 実務経験が２０年以上あること。
3. 原則として、年齢が４５歳以上７０歳以下であること。
4. 後継者や若者への技能・知識の伝承に高い志と意欲を持って活動することが期待されること。
5. （一社）全国技能士会連合会や都道府県技能士会・連合会並びに技能士団体の事業活動への協力・貢献の実績が認められること。

Q：現在までの認定者数は？

A：マイスター制度は平成１５年度に創設され、技能検定職種65職種で累計2,537名が全技連マイスターとして認定されております。（令和４年度９月１日現在）

Q：認定期間は？

A：全技連マイスターが単なる名誉的な称号ではなく、現役として後進の指導などの活動に積極的に対応できることが重要な要件であることから、5年間としております。
したがって、5年毎に更新を行っております。
ただし、認定後15年目の更新（3回目の更新）以降は、更新申請手続きを不要としますが、体調不良等により全技連マイスターとしての活動が出来なくなった場合は「全技連マイスター辞任届」を提出していただきます。辞任届を受理した時点で全技連マイスター認定者の登録から削除されます。